ルビコンビル(Rubicon Building)
2020年12月初旬、SCTIグループは正式にルビコンビル(Rubicon Building)オフィスビルを開業しました。所在地はホーチミン市トゥードゥック市アンカイン区第3街区19番ルオンディンコア通りです。 ルビコンビルオフィスの稼働開始は、都市開発プロジェクト、再生可能エネルギー、教育・人材育成事業に加え、SCTIグループが賃貸用不動産サービス市場へ本格的に進出する新たな節目となりました。
PROJECTS
SCTI
12/20/20201 分読む


ルビコンは日本とベトナムの共同開発による次世代型オフィスビルブランドです。
これからのオフィスビルは、新たな発想やアイデアの創出を促す創造的な空間であることが求められます。ルビコンは全室からアクセス可能なバルコニーや充実した共用スペースを有し、コミュニケーションと創造的な活動が促されるよう工夫されています。
環境への負荷が少なく快適で安全な建物であることは何より重要です。ルビコンは断熱材や遮熱複層ガラスを採用し、少ないエネルギーで快適な空間を実現出来るよう作られています。また、非常階段に加えバルコニーには、避難ハッチとタラップが設けられ、建物各部に避難経路が確保されています。
ルビコンはテナントの潜在力を最大限に引き出す、創造的で安全快適な次世代型オフィス空間の提供を通じて、テナント企業とベトナム経済の更なる発展を支えて参ります。
一杉 慎一
SCTI (株) 取締役
NIキャピタル (合) 代表社員
大島 亘
―級建築士
アトリエオンド―級建築士事務所
東京都港区芝2-1-31-603
電話 090-1387-4216
私がルビコンで目指したものは、日本クオリティの快適性とベトナム文化の融合です。
与えられた課題は、職場で過ごす時間が生活の大きな一部を占めるテナント様のために、
「仕事をする空間」と「生活する空間」を両立させることです。また、現地の人々の働き方を見ると、コミュニケーションの中から新しいアイディアや発想が生まると感じました。それ故、オフィスを単なる執務空間とするだけでなく、テナント様が快適に過ごすために断熱や換気対策をきめ細かく講じ、コミュニケーションを誘発する共用部も充実させることに重点を置きました。
ルビコンは、そのコンセプトの下で、ベトナムのチームメンバーと議論を重ね、ベトナムと日本の綿密な共同作業により生まれた我々の自信作です。






規模
当地はLuong Dinh Cua 通りと4号線が交差する、面積約450m2の角地に位置しています。
建蔽率は約70%、容積率は約400%を有しています。
建物は地下1階駐車場と地上7階のオフィススペースで構成されています。
延べ床面積は、地下駐車場を含め約2400m2、うちオフィス用面積は約1500m2(全体の約62.5%)となっています。ロビー、化粧室、リフレッシュコーナー、バルコニー、システム機器収納室、緊急避難経路等のスペースは、その他の面積に含まれます。
高い機能性を有するユニークなファサード
西側の壁には、耐熱性に優れ、装飾性も有する中空ブロックを採用しました。
建物の壁に沿って設けられた深い庇は、水平デザインを強調しつつ、直射日光が最も強い時間帯には高い遮熱効果を発揮します。
パノラマ窓からは、遮られることの無いシティビューを堪能できます。Low-e断熱ガラスの採用により、強い日差しによる空調エネルギーの損失を最小限に抑えます。
バルコニーはファサードに奥行き感を与え、緑の植物はワークスペースに癒しを与えます。
正面バルコニーには、避難ハッチを設置、緊急時におけるもう一つの避難経路を確保しました。建物全体では、合計3箇所において、縦方向の移動が可能な避難経路を確保しました。


フロアホール〜人と人とがつながる空間は創造を生む
常時稼働する空調システムにより、広々としたエレベーターホールや階段スペースは、常に快適に保たれています。
定員15名の高速エレベーターは、地下階から最上階まで、スムーズな移動を実現します。
エレベーターに対面する階段スペースは、運動も兼ねた最寄階への歩行での移動を促します。
ホール横に位置するバルコニー、及びスナック、ドリンク、冷蔵庫、電子レンジ等を備えたリフレッシュコーナーは、休息や、打ち合せ等の利用に最適です。


標準階平面図



















